院長の古畑です。
もう12月です。コロナでバタバタとしているうちにいつの間にか1年が終わってしまいます。
今年も季節感のない1年になってしまいましたが、来年は気兼ねなく四季を感じる外出ができるようになっていてほしいものですね。
今月も新しいレシピカードが完成し、先々週から受付横で配布が始まっています。
今回もとても好評で既に2回増刷しました。
毎回ご好評をいただいているレシピカードですが、今回は「鉄分」がテーマです。
鉄分の不足は貧血の最もメジャーな原因です。骨髄は赤血球を作るために鉄分を必要とします。
食生活が偏っていたり、鉄分が不足するような環境下で体内の鉄分が不足すると、貧血になります。この状態を「鉄欠乏性貧血」と呼びます。
「鉄欠乏性貧血」を持っている患者さんは、そうでない患者さんよりも歯周病のリスクが高いことがわかっています。
また、舌が炎症を起こしたり、粘膜が青白く変色してしまうこともあります。
活性酸素の働きが強くなり、正常な細胞や組織を破壊してしまったり、感染による炎症反応を増強してしまったりと様々な影響が出てしまいます。
鉄欠乏症になりやすいのは、乳幼児やお子さん、10代の若い方、ご妊娠中や授乳中の女性ですが、その他の誰しもが鉄欠乏症になる可能性があります。
お口の健康を支える血液を元気なものにするために、鉄分の摂取も大切に考えていきたいですね^^
(出典:Chakraborty(2014) Impact of iron deficiency anemia on chronic periodontitis and superoxide dismutase activity: a cross-sectional study)
そこで管理栄養士のスタッフOさんが考えてくれたのが
「豚レバーとほうれん草のキーマカレー」
です!レシピもレシピカードもセンスが良すぎです。
レバーというとちょっと・・・と思う方にもこれはおすすめできそうです!!
スパイスでレバーの生臭さや食感も気にならずに美味しくいただけます。
私も作ってみましたが、とても簡単で、思わず普段よりもたくさん食べてしまいました。
院長の休日のお昼ご飯になりました。
肉などから摂取できる鉄分は、卵や牛乳、植物に含まれるものと比べて吸収されやすく、摂取する際にはおすすめできる食材です。
一方、野菜を中心に鉄分を摂取することももちろん可能ですが、肉類に含まれる鉄分の2倍の量を摂取する必要があります。
レバーを美味しく食べられるこのようなレシピはぜひ毎日の食卓に時々加えていただきたいメニューです。
ご来院の際には、ぜひレシピカードを手に取っていただき、作ってみてください。
おいしかったご感想などいただけると、スタッフも私も嬉しいです^^