古畑歯科医院からのお知らせ

2020.07.05更新

妊娠中は歯医者さんに行くのを心配して控える方もいらっしゃるかもしれません。ですが、妊娠中はお口の健康という点でとてもデリケートな時期です。我々がお手伝いさせていただくことは、ご出産まで、そしてご出産後のお母さまご本人と、これから出会うお子さんの将来のためにもとても有意義なものになります。

 

*歯の酸蝕

つわりなどで嘔吐してしまったり、食べ物の嗜好が変化して甘いものや酸味の強いものが増えてしまったりすることで、歯の表面が繰り返し酸にさらされて溶けてしまうことがあります。とくに、虫歯ではなく、食べ物や胃酸などによって起こる歯質の喪失を酸蝕(さんしょく)と言います。ちなみに虫歯の細菌が出す酸によって歯質がダメージを受けるものは齲蝕(うしょく)といいます。

これを防ぐことはなかなか難しいですが、対応として以下のものを行ってみてください。

・食後すぐに歯磨きをしない(30分〜1時間ほど待ってからブラッシングをおこなう)

・食後に水1カップにティースプーン1杯の重曹を溶かしてうがいをする

 これらに加えて、ご来院いただければ、歯の状態をチェックして、詰め物を新たに詰めるような治療の必要がなければフッ素を塗布したり、ハイドロキシアパタイトのペーストなどの使用をお勧めしたりすることができます。

*歯肉の腫れ

妊娠中はホルモンの変化から、お体だけでなくお口の中にも変化をもたらします。妊娠中はとくに歯肉が腫れやすく、日々のお手入れをより丁寧に行われなければなりません。歯肉が腫れやすいので、磨けないところが出やすく、デンタルフロスなどの使用が強くお勧めされます。

ご出産後に歯肉の腫れは無くなっていくことが多いものですが、かといって妊娠中に放置してしまえば歯周病として進行してしまって、ご出産後にも問題を残してしまうこともあります。。

また、お母さまのお口の細菌がお子さんに受け継がれていくことが多いため、できるだけ活動性の高い細菌が少なく、虫歯や歯周病のリスクが低いお口の状態を維持したいところです。

歯肉の腫れなどがあるタイミングはもちろん、そうでなくても虫歯のチェックとクリーニングを定期的に行うことは、お母さまだけでなく。お子さんの将来を考えた際にもとても有意義なものです。

*妊娠中の歯科治療

妊娠中はレントゲン撮影はやはり最小限に留めたいものです。また、痛みを伴ったりする治療も普段以上に行いたくないものです。

治療の緊急性が高いものがあれば行いますが、そうでないものはご出産を終えてから行うことをお勧めすることもあります。その判断を行うためにも、ご妊娠中にも定期的なご来院をお勧めしています。

 

妊娠中は、普段と違う変化がお口の中にも起こりやすい、特別な時期です。
ご来院いただければ、その中でご注意いただくポイントを専門家の立場でいろいろなご案内を差し上げることが可能です。また、治療姿勢や時間、内容などについても、ご希望にもできる限り対応いたします。体調などの良いタイミングでご予約いただければ、健康なお口の状態を維持しながらご出産を迎え、子育ての忙しい時期に望まれる際のお手伝いをさせていただきます。

 

投稿者: 古畑歯科医院

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