院長の古畑です。
今回も、暑い夏に気をつけたいお口の健康ポイントをご紹介します。
今日は「ビールと虫歯の関連」です。
暑いの日に冷たいビールを飲むのは格別ですね。私も大好きです。
苦いビールは甘いジュースよりも虫歯になりにくそうですが、実はそうではありません。
ポイント1:ビールには糖分とアルコールが含まれています
ビールは糖分を含んでいますが、これは口内の細菌が酸を生成する原料になります。この酸によって歯のエナメル質がダメージを受け、むし歯を引き起こす可能性があります。また、アルコールはお口の中を乾燥させる傾向があり、これは細菌の増殖と酸の生成を促進する可能性があります。
ポイント2:ビールは酸性の飲み物です
ビールは酸性度が高い飲み物です。pHでは4〜5程度の物が多いとされ、これはエナメル質を徐々に侵食したり、むし歯のリスクを高める可能性があります。
対策としては、ビールを飲む間に水分を補給しましょう。これによりある程度ですが、糖分を洗い流してお口の乾燥を防ぐことができます。
また、飲酒後は面倒でも歯を磨くことで、酸や糖分の影響を最小限に抑えることができます。
ダメージを受けた歯を補修する意味でも、質の高いオーラルケア製品(フッ素配合の歯磨き粉など)を使用し、適切なブラッシングとフロッシング行うことで、歯のエナメル質を保護しながらむし歯を予防することができます。
暑い夏ですので美味しいビールを楽しみつつ、お口の健康についても少し気にかけてみてください。
先日酒屋さんで見つけた可愛いラベルのビールです。
思わず連れ帰りました。